伝統を支える技術
耐震補強
鹿島は、伝統木造建築の耐震補強に関しても整備しています。木造筋交い、構造用合板、鐵骨補強と、個々の建物に合った最適な補強提案をいたします。
以下に、補強事例の一部を紹介します。
■ 花頭窓付き耐震ブレース補強
お寺の多くは、背面に壁が多く、正面には壁の無い平面になっています。これは、大地震時の偏芯によりねじれが発生し、正面側に被害が集中し易く、耐震上の弱点になっています。そこで、壁の無い正面側を花頭窓付き耐震ブレースで補強することにより意匠性に配慮した事例です。

耐震ブレースに花頭窓を施工中

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■ 構造用合板による耐震補強
土壁を撤去し間柱を建て、構造用合板による補強を行い、元の和風仕上げに戻した事例です。

■ 鉄骨支柱による耐震補強
門の両側に鉄骨支柱を建て、柱頭と中梁(冠木)を鉄板で接合した補強事例です。

修理・耐震補強後、ヒノキ材で鉄骨支柱が覆われている様子。
最終的には古色付けを行う。