[2018/11/28]
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国内最長の沈埋函を高精度に沈設
~東京港臨港道路 南北線工事~
鹿島(社長:押味至一)は、国土交通省が整備を進める東京都の中央防波堤地区と有明地区を結ぶ東京港臨港道路南北線工事において、このほど国内最長となる長さ約134mの沈埋函(1号函)を高精度に沈設し、立坑と接合する作業を完了しました。
本海底トンネルは、7つの函体を順次海中に沈設・接続する沈埋トンネル工法にて施工を進めています。このため最初の沈設となる1号函の施工精度によっては、その後沈設する函体が東西に振れる可能性があるなど品質に及ぼす影響が大きくなりますが、当初の目標値からほぼ誤差なく沈設でき、トンネル全体の品質確保に大きく寄与しました。
東京港臨港道路 南北線工事
中央防波堤地区と有明・青海地区を結ぶ既存の青海縦貫道路では、コンテナ車両等の集中により交通量が容量を大きく上回り、渋滞が頻発しています。また現在中央防波堤地区では新しいコンテナターミナルの整備が進んでおり、コンテナ車両が今後も増加し、更なる渋滞が懸念されています。
こうした状況を踏まえ、国土交通省は中央防波堤地区と有明地区を結ぶ臨港道路南北線の整備を進めており、鹿島はこのうち中央防波堤側の立坑、沈埋函(1号函)の製作・築造、及び陸上トンネルの建設を担っています。
沈埋トンネル工法
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ドックで製作中の1号函 |
沈設精度
1号函を沈設位置へ正確に誘導
今後、2020年4月の竣工に向け、道床コンクリートなどの函内工事を行っていきますが、これまで同様安全・品質に万全を期して施工を進めてまいります。
工事概要
工事名 | : 東京港臨港道路南北線中央防波堤内側地区接続部及び沈埋函(1号函)製作・築造工事 |
発注者 | : 国土交通省 関東地方整備局 東京港湾事務所 |
工事場所 | : 東京都江東区青海地先 |
工期 | : 2016年4月13日~2020年4月3日 |
施工者 | : 鹿島・東亜・あおみ特定建設工事共同企業体 |
工事諸元 | : 立坑 1基、沈埋函(1号函) 1函 全長約134.0m、陸上トンネル L=97.5m |
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