当社は小堀鐸二研究所と共同で既存建物の制震構造化構法を開発、実用化し、大正製薬本社ビルに世界で初めて適用した。 |
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HDS(ハニカムダンパシステム)![]() | |
■制震補強適用第1号―大正製薬本社ビル 1977年に竣工した大正製薬本社ビル(地下1階、地上10階)は、当時の建築基準法に基づく通常の安全性を備えた建物として設計された。 しかし、全国に拡がる企業活動の中枢機能を担い、震災時にも機能維持が必要とされ、防災拠点の役割を担わなければならないため、 大地震に対しても軽微な被害にとどまることが改めて要求された。 オフィスビルの機能を損うことなく、高い安全性の確保と居抜き施工という要求に応える構法として、制震構造化構法が採用されることとなった。 | |
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■今後の展開方針 今後は更に、数多く存在している既存不適格建物や防災拠点となる重要建物へ積極的に「既存建物制震構法」の適用をはかっていく方針である。 | |
大正製薬本社ビル制震補強完成模型 四隅にハニカムダンパ付鉄筋ブース架溝を設けている![]() |
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